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No.4830
唐倉山 1175.8m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
からくらやま 地形図

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山行期間 2013年8月1日(木)
コースタイム 登山口(8:44)→旗石下部・天邪鬼の足跡(9:15)→尾根(9:25)→御柱石(9:33)→見晴台手前の小ピーク(9:47,9:56)→飛びつき石(10:08)→唐倉山頂(10:27,10:50)→下り千年松(11:02)→下り万年松(11:13)→登山口(11:54)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
登山口の駐車場から見た唐倉山 登山口には唐倉山登山案内図が設置されている 作業道の脇に咲くマツヨイグサ
ユツバヒヨドリ オトギリソウ カヤ野の作業道を進む
作業道は樹林帯へ入る 旗岩が見えてくる
ヤマアジサイ 天邪鬼の足跡 登山道の右奥は屏風岩
尾根に乗る 御柱岩 屏風岩の上部・見晴台
注意書きの看板 飛びつき岩の岩場が続く 唐倉山の山頂
山頂の三等三角点 主三角点もある 山頂のプレート
下山は南に派生する尾根を下る 下り千年松 下り万年松
タマゴダケ 支尾根の気持ちの良い林 401号線からの入口・林道木伏椿平線

行動記録
 唐倉山は、南会津町北西部に位置する。登山口へ行くには、山口の交差点から国道401号線を桧枝岐方面に向かって3kmほど進み、旧南郷村の木伏から林道木伏椿平線へと入る。唐倉山の標柱が立っているので注意していれば見逃すことはない。左に折れ舗装された林道を進むこと2km。林道は左の木伏椿平線と木伏線に分かれる。標柱に導かれて右に500mほど走ると、左に上る作業道があるので、それを登ると林道の一段上にカヤ野跡の登山口に着く。20台ほどは駐車できるだろうか。作業小屋跡のコンクリートのたたきには小屋が建ち、駐車場手前にはトイレもある。 また、池の脇には水場があり、「唐倉山登山案内図」も立っている。
 初めて訪れたのは2001年だが、思い返せば当時は今のようには整備されていなかった。3日後の8月4日には山開きのためだろうか、カヤ野の作業道は刈払いがされていた。放射線量を調査してから作業道を緩やかに進んでいく。やがて道は作業道から登山道に変わる。以前は踏跡を頼りに旗岩の右側から尾根へ直接突き上げたが、今は案内板やペンキでの矢印表示もあり迷うことは無い。登山道を素直に登って旗岩の下部に取り付き、トラバースすると「天邪鬼の足跡」の案内板がある。前回訪れたときには気づかなかったし、歩いたルートも少し変わっているようだ。右に屏風岩を確認すると登山道は旗岩の右側から尾根へ急坂を直登する。雨の跡なので滑りやすいがトラロープもあるので簡単の乗ることが出来る。
 旗岩の上部は馬の背のようになっていて両側が切れ落ちている。登山口の案内板に記されている裸岩は旗岩の西端のピークであるように記されている記録もあるし、旗岩(はたいわ)と裸岩(はだかいわ)は一字違いで同じ岩のような気もするし、これば地元の人にでも聞いてみないとわからない。
 ここからは尾根伝いに岩場が連続して出てくる。「うつくしま百名山」によると、岩場には鏡岩、旗岩、烏帽子岩、日光岩、月光岩、それに御柱石などがあると記載されているが、どれがどの岩かは、特に案内表示があるわけでもないのでわからない。山開きに参加をするなどして地元に人にお聞きするしかない。
 尾根伝いに進むと最初に出てくるのが柱状の岩が斜めに積み重なった「御柱岩」である。これを過ぎさらに登っていくと小ピークに着く。この先が屏風岩の上部・見晴台だ。南側は垂直な岩壁になっているので注意したい。岩に鉄筋棒が差してありトラロープも張ってあるが、頼りにするには心許ない。この先も岩場は続く。次に出てくるのは、初心者はここで引き返すようにとの「注意」書きである。この先には「飛びつき岩」がある。このコース最大の難所でもある。足元が切れ落ちている岩場のへつりや下降があったりで気が抜けない。以前訪れたときにはロープを使ったが、今はしっかりした鎖が張られていて怖がらなければ問題なく通過できる。初心者が怖がるときなどはロープで確保してあげた方が良いかもしれない。
 岩稜帯を抜けると、まもなく唐倉山の山頂に着く。そんなに広くない山頂だが5〜6人程度だったら充分休憩できる。山頂には明神岩と三等三角点と主三角点とがある。北東から南東が開けていて展望が得られるのだが、まだ雨上がりで山々には雲が懸かっていた。
 帰路は南に派生している尾根を下る。道形もハッキリしている。急なところもあるが、所々トラロープも張ってあり、登ってきた岩稜帯から比較すると、樹林帯の下りで安心して下降することが出来る。ただし、目立たないが所々岩場で立っているところもあるので気は抜かないこと。途中、「下り千年松」「下り万年松」の案内板が掲げられた立派なアカマツがある。さらに尾根を下って行くと、登山道は右の斜面へと入り、1本西側の支尾根へ移る。ここから気持ちの良い尾根道を下ると右側にカヤ野が見えてくる。尾根の右側に下りカヤ野の作業道に合わさると登山口はすぐである。(S.O)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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