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No.4804
三坂山 831.8m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
みさかやま 地形図

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山行期間 2013年6月11日(火)
コースタイム 滝原登山口(12:39)→祠(12:53)→コナラ平(13:17)→鉄塔(14:00)→三坂山(14:28,14:35)→公社造林地林道終点(15:04)→美坂高原登山道入口(15:18)→美坂高原駐車場(15:4215:46)=自転車=滝原登山口(16:25)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
滝原登山口にある駒形神社の鳥居 滝原登山口は多目的広場の山側にある ツツジが見頃になっていた
登山道沿いにある石の祠 三坂山の登山道は送電線巡視路でもある 送電線の下をトラバースする
只見川が見下ろせる コナラ平 723m標高点でも巡視路が合わさる
気持ちの良い広葉樹林の中を行く ヒメサユリが咲いている 尾根が開けると只見川の流を見ることが出来る
開けた尾根歩きの所もある ドウダンツツジ 山頂手前の鉄塔
山頂には反射板がある 三坂山からの眺め 所々送電線巡視路が分かれる
公社造林地に出る ここから造林地のための林道を歩く 美坂高原から三坂山をふり返って見る
美坂高原の登山道入口の手作り案内板 美坂高原は昔は牧場で、サイクリングなどもできる 美坂高原の管理棟

行動記録
 三坂山は、三島町宮下の西方に位置し、登山口は国道252号線JR只見線早戸駅の手前2.5kmにある滝原口と、美坂高原牧場からの2コースがある。車が2台あれば美坂高原から登って滝原登山口へ下ることが出来るのだが、あいにくと単独行なので、何か旨い方法は無いかと考えた。美坂高原と滝原登山口の標高差は190mで滝原登山口の方が低い。それではと、自転車を車に放り込んで美坂高原へと向かった。
 美坂高原の駐車場に自転車をデポし、国道に戻って滝原登山口に車を駐めて出発準備をする。滝原登山口は駒形神社の鳥居脇にある「多目的広場」が出発点となる。右手山側に登山口はある。「三坂山滝原登山口」の標柱が目印となる。スギ林を通り斜面に取り付く。高度を上げて尾根に出ると小さな石の祠が4つ出てくる。古峯神社の守札が祀ってある。登山道は、この先で右から上がってくる送電線巡視路と道を合わせる。地形図を見ると送電線巡視路は駒形神社から登ってくるようだ。
 送電線の下をトラバースするように進み左の尾根に取り付く。すぐに「コナラ平」の標柱が出て来る。11年前に訪れた時には無かった標柱だが、立てられてから年月が経っているのだろうクマの爪跡があり反対側の文字が欠けている。20分ほど登っていくと「ナラの小径」の標柱があり、じきに723m標高点のピークに着く。723m標高点には主図根があり、ここでも尾根伝いに登ってくる送電線巡視路と道を合わせる。先を進めると「松の小径」になる。この後、登山道は開けた尾根となる。「見晴らし尾根」と呼ばれるところだ。三坂山を正面に見ながら少し下がり、登りにかかるところが「くま坂」、「かもしか尾根」と続く。左にトラバースしながら左の尾根に取り付くと、山頂手前の鉄塔に着く。三坂山はもうすぐだ。14時28分、反射板のある三坂山の山頂に着いた。眼下に宮下の町が見える。JR只見線の線路も良く見える。
 景色を眺め、サンドイッチを頬ばりながらのんびりと休憩する。今度は美坂高原への下りだ。樹林の中の気持ちの良い尾根道が続く。ブナ林は太陽を遮り気持ちの良い風を運んでくれる。ヒメサユリが登山道の両脇に咲いていた。尾根の左側をトラバースするように進む。左側は公社造林地だ。11年前は植林したばかりの木々も、いっぱしの林に変わった。左から送電線巡視路を合わせ、さらに5分ほど下っていくと公社造林地の林道終点に着く。ここからは道路を歩くことになる。左はカラマツ林で、秋になったらさぞかし綺麗だろう。コンクリートの道がカーブし、下りていくと美坂高原の登山道入口に着く。年月と共に登山口の標柱の文字は、すっかり読めなくなっていた。
 町営の美坂高原はレクレーション施設として整備され、サイクリング、バーベキューなどができる。設備も古くなって訪れる人も少なくなったが、広い牧場跡は緑がいっぱいで、のんびりできる空間だ。駐車場のある管理棟までは、歩いて20分ほどの道程だ。15時42分に管理棟に到着。デポしておいた自転車に乗って滝原登山口へと戻った。国道252号線までは、一部を除いて、ほぼ急な下り坂なので注意しながら下り降りる。時間は国道まで20分ほどで楽勝で下りてきたが、只見川沿いに滝原までは登りになる。美坂高原から滝原登山口まで戻るのに40分を要した。それでも登り返して歩いて戻るよりは、だいぶ楽である。
 時間も早いので宮下の「ふるさと荘」でお風呂に入った。平日の夕方とあって貸切。入浴料は420円である。早戸には「つるの湯」もあって、こちらは500円、18時以降は300円で入ることが出来る。このエリアは温泉がたくさんあり不自由しない。早めの夕食を宮下の食堂で済ませ、翌日登る予定の国土山の下見をしてから沼沢沼のキャンプ場へと移動した。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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