Fukushima toukoukai Home page
No.4764
仁田沼
山行種別 無雪期一般
にいだぬま 地形図

トップハイキング>仁田沼

山行期間 2013年4月23日(火)
コースタイム つつじ山駐車場(10:40)→女沼駐車場・取水口(10:48)→思いの滝展望台(11:09)→仁田沼駐車場分岐(11:34)→仁田沼(11:48,12:22)→男沼(12:38,12:43)→仁田沼駐車場(13:00)→つつじ山駐車場(13:09)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
つつじ山公園の案内板 つつじ山 駐車場にはトイレもある
道路から女沼を見る 取水口にある女沼の説明板 道向かいにある鳥居
女沼(めぬま)の湖畔 女沼は塩川から取水している カタクリが最盛期だった
カタクリ群生地が続く 思いの滝の案内板 思いの滝
森林施業モデル林 仁田沼駐車場との分岐 仁田沼の案内板
仁田沼(にいだぬま) 仁田沼はミズハショウの群生地 ミズバショウ
男沼(おぬま) 仁田沼駐車場 つつじ山駐車場にある熊出没注意の案内板

行動記録
 福島市の西方にある土湯温泉の奥に仁田沼がある。ミズバショウとカタクリの季節が訪れると多くのハイカーで賑わう。前々日に大雪が降ったので長靴を履いて出かけることになった。仁田沼は人によって「にだぬま」と呼ばれたり「にいだぬま」と呼ばれている。どちらが正しいのか資料を調べてみたがよくわからない。私は子供の頃から「にいだぬま」と教えられ、そう呼んできたので読みを「にいだぬま」にした。
 仁田沼散策だけが目的であれば仁田沼駐車場に車を駐めて往復すれば1時間30分ほどあればゆっくりできる。今日はつつじ山公園の駐車場に車を駐めて、女沼、仁田沼、男沼を一周することにした。つつじ山駐車場は女沼を見下ろすことの出来る高台にあり、トイレもあって車は10台以上駐めることが出来る広さがある。「熊出没注意の」案内板に見送られながら東北電力女沼取水口駐車場へと舗装路を下って行く。放射線量は0174μSv/hと低い。道はすぐに未舗装路に変わり女沼の湖畔に沿って延びている。次に道は左に湖畔の登山道が分かれる。思いの滝の案内板は左の登山道についているが、どちらを行って思いの滝へは行ける。右の未舗装路を進んで林の中のカタクリ群生地を行っても道は合わさる。また、カタクリもどちらの道にも群生している。
 左の登山道を進み斜面をトラバースして登っていくと、塩川から取水した水の流水路を左に見る。ここから電柱の立つ塩川取水口への管理道を進んで思いの滝へと向かう。思いの滝は案内板のところから全容が見える。取水口まで下りることは出来るが、下ってしまうと二段の下の滝しか見ることが出来ない。ここからも塩川の遡行を開始することができる。
 思いの滝を写真に収めてから仁田沼を目指す。林の中を登って行くと「おもいの滝」の石碑の所に出る。ここから登山道の右側に作業歩道らしき道が何本か入る。これらの道は登山道の塩川出合まで続いているものの以前使われていたもので今では途中不明瞭になるので立ち入らないこと。
 メインの遊歩道になっている道には標識がついているし道幅もあるので心配はいらない。森林施業モデル林が出てくる。背の高いスギ林やヒノキも出てくる。さらに進むと道の脇にはカタクリがたくさん咲いている。やがて道は仁田沼駐車場に向かうようになるが、途中に分岐があるので右に折れる。道は仁田沼に向かって緩やかに登っていく。思いの滝から30分とかからないで仁田沼に着く。仁田沼はミズハショウの群生地で、例年おばけのような大きいミスバショウがハイカーを迎えてくれるのだが、今回は小さくて可愛いミズバショウばかりである。
 沼を一周するのに20分ほどだろうか。一部は木道だが雪解け水で足元はぬかるむ。写真を撮りながら一周してからベンチで昼食にした。平日なので貸切状態である。
 次に男沼を目指す。林の中を緩やかに登っていくと、すぐに下りになる。沼が見えると仁田沼からの道を合わせる。ベンチのある休憩所から沼の奥に918mの栂森のピークが見える。ここは浄土平へ向かう登山道との分岐にもなっている。放射線量を計測してから仁田沼駐車場へと向かう。登山道の右手の窪地はミスバショウの群生地で、ここも見応えがある。
 仁田沼からの道を合わせると駐車場はすぐである。平日でもあり、広い駐車場には数台しか駐まっていなかった。ここから舗装路を進み女沼への道に出たら左に折れる。仁田沼駐車場からつつじ山駐車場までは歩いても10分ほどである。(I.I)

 車を持たない時代(持てなかった時代)には、福島から30分ごとに土湯温泉の営業所までバスが運行されていた。吾妻山に登るにも塩川を遡行するにも前日20時のバスに乗り、男沼まで歩いてツェルトにくるまって仮眠するのが常だった。今は車で仁田沼駐車場、つつじ山駐車場、女沼駐車場まで入ることが出来る。ただし温泉街から不動湯への分岐あたりまでは依然と変わらず道は狭いので運転には注意したい。

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


トップ

Copyright(C) 2013 福島登高会 All Rights Reserved.