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No.4691
飯谷山 782.9m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
いいたにやま 地形図

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山行期間 2012年10月6日(土)
コースタイム とこざ公園(9:50)→飯谷山登山道入口(10:01)→飯谷山神社御神田跡(10:05)→休憩の松(10:12)→奥之院(11:02,11:10)→飯谷山(11:49,12:12)→清水頭ノ滝(12:55)→とこざ公園(13:14)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
とこざ公園が出発点となる 林道野老沢線を登山口まで戻る 飯谷山登山道入口
すぐに飯谷山神社御神田跡 休憩の松 アキノキリンソウ
小沢は唯一の水場 ブナの二次林 奥之院
山頂手前の展望案内板 飯谷山の山頂 山頂を示す公共座標は倒れていた
山頂からの眺めは良い 雷神様の小さな祠 下山途中のビューポイント
清水頭ノ滝に寄り道する 林道長窪芝倉線に出る ミゾソバ

行動記録
 飯谷山は、柳津町の西方に位置し、柳津発電所を挟んで只見川の左岸にある。麓には野老沢(ところざわ)集落があり、飯谷山神社の旧本殿への道もある。野老沢から登っても良いが、今回は林道野老沢線のとこざ公園から歩くことにした。
 飯谷山の標高は782.9m、慶長の大地震による山の崩落により西方は切れ落ちている。登山口は野老沢(ところざわ)コースと南東尾根(清水頭)コース、それに西会津町からの小杉山コースがあるが林道野老沢線の「とこざ公園」に車を駐めることが出来るので、最近ではここを出発点にする人が多い。とござ公園に車を置き、林道を集落に向けて戻ると左側に「飯谷山登山道入口」の道標が出てくる。登山道に入ると、すぐに「飯谷山神社御神田跡」が出てくる。ミゾソバが花をつけていた。
 登山道は尾根をトラバースするように林の中に入っていく。「休憩の松」で尾根から緩やかに下って行く。斜面にはたくさんのキノコがあるが、興味のない私にはどのキノコが食べられて、どのキノコが食べられないのかまるっきり知識が無い。このコース結衣位置の水場である小沢を過ぎると、登山道は奥之院への登りになる。ナラやイタヤカエデの混交林をトラバースするように登っていき、登山道が尾根に乗ると周りはブナ林に変わる。途中15分ほどロスしたため登山道入口から1時間ほどかかって奥之院(旧本殿跡)に着いた。寄り道しなければ40分ほどで登ってこれる。
 奥之院で少し休んでから再び登り始める。奥之院にもあったのだが、赤く塗られた一斗缶が所々にぶら下げられている。熊除けだなとは思っていたか、この後、本当に熊と出合うとは思ってもいなかった。
 尾根に戻り急坂を登っていく。トップを登っていたSさんが急にバックした。同時に熊もあわてて林の中へと走って逃げる。栗も豊作で、熊の食事中におじゃましたようだ。まあ、熊のテリトリーに入っているのが人間の方だからしかなない。
 それまでの急登も右からの尾根を合わせると緩やかになる。尾根が広くなると周りは二次林のブナ林となる。やがて展望が開ける「飯谷山頂展望案内板」のところに着く。なかなかの見晴らしだが以前より周りの木々が大きくなったようだ。山頂への最後の急登もブナの二次林だ。炭焼き釜の跡がいくつもある。11時49分、飯谷山の山頂に着いた。西の小杉山沼側はスッパリと切れ落ちている。山頂には国土地理院地図に表記されている三等三角点は無い。西側の崩落が進み無くなってしまったのだ。公共座標(図根)があるが、それも今では倒れて斜めになっている。東に向けると眼下に柳津の町並みをみることができる。ゆっくりと昼食をとってから下山にかかる。
 山頂から少し南に下ると小杉山コースと南東尾根の分岐となる。ここには雷神様の小さな石の祠がある。落ち葉を踏みながら南東尾根を下降する。ブナ林の尾根を下り、アカマツ、ナラ、クヌギなどの混交林になる。東側が刈払われている絶好のビューポイントに出る。柳津の町が見渡せる。さらに進むと古い作業道に出る。右に向かうと「清水頭ノ滝」だ。1〜2分のところなので寄り道する。8mはあるだろうか立派な滝がかかっている。写真に収めてから作業道を先ほどの分岐まで戻。
 登山道が通行止めになっている。林道手前で道が崩落しているのだ。崩落しているところから作業道に戻って下っていくと林道長久保芝倉線に飛び出す。
 この林道は、9年ほど前に林道長窪芝倉線として林道野老沢線を延長してくつられたものだが、現在は一部崩落のため「とこざ公園」から奥は通行止めになっている。舗装路を車を置いてきた「とこざ公園」まで戻って山行を終えた。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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