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No.4624
羽山(山舟生) 458.0m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
はやま 地形図

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山行期間 2012年4月24日(火)
コースタイム 羽山神社(10:38)→羽山林道・登山口(10:51)→出戸羽山(11:08)→中羽山(11:17)→羽山(11:28)→六角堂(11:47)→一杯清水(12:05)→羽山(12:35)→双子岩(12:44)→羽山林道・登山口(13:00)→羽山神社(13:07)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
出発点となる羽山神社 神社には案内板が飾ってある 旧道から舗装路に上がる所
羽山林道にある天狗岩 天狗岩の手前が羽山登山口 山開きに合わせ地元の人たちが放射線量を計測してくれた
双子岩との分岐 出戸羽山 ヒノキ林
中羽山は尾根から少し下がったところにある 羽山山頂(奥羽山)に建つ羽山神社奥の院 羽山はうつくしま百名山になっている
羽山にある三等三角点 ショウジョウバカマが咲いている 土塁の上を歩くところもある
三十三観音・小さな石の祠が数え切れないぐらいある 三十三観音のひとつ「六角堂」屋根部分が六角になっている ショウジョウバカマの群生地
カタクリもたくさん咲いている 一杯清水まで足を伸ばしてみた 羽山から参道を下り鳥居をくぐる
登山道の途中にある双子岩 きつね遊び岩もある 羽山神社の下にある十王堂

行動記録
 山舟生(やまふにゅう)は伊達市梁川町の北方に位置する。羽山へ登るには県道101号(丸森柳川線)の山舟生小学校から南へ折れて小沢を目指す。羽山神社の旧道入口「羽山神社入口」の石碑を左に見たら、次の車道を左折する(旧道から入っても良いが次のT字路で車の切り返しが必要になる)。十王堂が右に見えるので、そこから旧道に入ると羽山神社はすぐである。
 神社の反対側に駐車場があるので車を駐めさせてもらい身支度をして歩き始める。ここ羽山では毎年4月の1週目に山開きが行われる。今年も4月1日に開催された。標識も良く整備され、以前と違ってコースがわかりやすくなった。また、地元の人たちが山開きを前に放射線量を計測し、主なところには計測結果が表示されていた。
 旧道から階段で舗装路に上がると標識が右を表示していた。以前は左の民家のところから農作業道で羽山林道まで上がったが、新しい標識では右の舗装路を進むようになったようだ。民家を左に見ると道は砂利道に変わり、登っていくと羽山林道に合わさる。登山口は天狗岩の少し手前にある。放射線量を計測すると0.413μSv/hだった。地元の方が3月に測った数値は0.429μSv/hで、ほとんど変化がないようだ。登山口からすぐのところで道は二つに分かれる。右が双子岩を経て山頂へ向かう道、左が出戸羽山を経て山頂へ向かう道である。まずは出戸羽山を目指す。林はヒノキからスギに変わり竹林になる。左にトラバースしながら高度を上げると見晴らしが良くなってくる。出戸羽山はすぐである。右の尾根に乗ったところが出戸羽山で、石の祠がある。西側が開けていて見晴らしがよい。羽山の見晴らしが利く場所はここだけなので、ゆっくりすると良い。
 羽山へは尾根伝いに東へと向かう。中羽山は尾根の肩から少し下ったところで、祠が祀ってある。祠を写真に収め、線量を測ってから尾根へ戻り羽山(奥羽山)を目指す。急坂を60mほど高度を上げると三角点のある羽山に着く。羽山神社からゆっくり登ってきて50分ほどの道程である。山頂には新しくなった羽山神社奥の院と三等三角点があるものの、回りは木々に覆われあまり見晴らしは良くない。
 羽山には三十三観音と呼ばれる小さな石の祠が点在する不思議な空間がある。せっかくなので一杯清水まで足を伸ばしてみることにした。10分と歩かないうちに小さな祠がたくさん現れた。三十三観音だ。だいぶ前になるが、初めて訪れたときに小さな石の祠が次から次に現れ、当時は、それが三十三観音と呼ばれていることなどつゆ知らず不思議な空間に迷い込んだ錯覚に陥ったことがあった。しばらく行くと「六角堂」の案内板が出てくる。「三十三観音」の石の祠のひとつだが屋根が六角になっているので、この名がつけられたようだ。さらに進むとショウジョウバカマ群生地の案内板が出てくる。ここまでも咲いていたショウジョウバカマだが、ここも群生地になっている。赤柴からの道を合わせるあたりはカタクリの群生地で、今の時期は花も楽しめるので一杯清水まで歩いてみるのも良いだろう。
 一杯清水はしみ出る程度で、飲み水としては余りにも心細い。水場としてては当てにしない方が良いだろう。羽山山頂から一杯清水までの見所は、三十三観音とショウジョウバカマ、カタクリと言った花なので、花の時期を逃したら「六角堂」で折り返すのが良いかと思う。
 さて山頂へ戻ることにする。羽山までは1.5km約30分である。羽山からは南東から登ってくる参道を下る。鳥居をくぐると左が簡易トイレのある広場になっていて、ここは「山舟生緑の少年団の植林地」にもなっている。右が羽山神社へ戻る道だ。幅の広い作業道と言った感じの道を西へ向かい、尾根伝いに下がると「双子岩」に着く。大きな岩が真ん中から割れて開いたような特徴ある岩で、足元には小さな石の祠が二つ仲良く並んでいる。「童双神」と呼ばれているようだ。さらに進むと「きつね遊び岩」に出る。途中には天狗修験岩など、所々に大岩があって、いろんな名前がつけられているようだ。道は出戸羽山との分岐までくると、羽山林道の登山口はもうすぐである。林道から羽山神社までは10分とかからない。羽山神社に戻ってから「十王堂」を写真に収めてから帰路に着いた。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤  下り=青

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