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No.4583
東山   779mピーク (東山飯豊神社)767.1m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ひがしやま 地形図

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山行期間 2011年12月25日(日)
コースタイム 桐久保登山口(13:00)→飯豊天狗の庭(13:16)→東山飯豊神社・三角点(13:30)→東山・展望台(13:44)→桐久保登山口(14:10)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
桐久保登山口にある鳥居 手前の道路脇の案内標識 鬼ころがしの坂
飯豊天狗の庭 林の中に切り出された石が放置されている 採石場の作業所跡
東山飯豊神社 三等三角点がある 須賀川市内が見える
東山に建つ元知事の登頂記念碑 東山の山頂には展望台の標識 県道40号線にある東山登山口の案内標識

行動記録

 東山は須賀川市東部に位置し、第一原発から50kmの距離にある。三角点のあるピークには飯豊神社の石の祠があり、登山路としては、今日登る桐久保登山口の他に、取上峠からの縦走路がある。
 国道49号線から県道40号線(南須釜・栃本線)に入り東山を目指して南下する。国道にも「東山」の案内標識があるので、すぐにわかる。
 東山小学校を過ぎると右側に「東山登山口」の案内標識があるので右に折れる。すぐに鳥居のある桐久保登山口に着く。車は鳥居の前に1台、参道奥に4台程度は駐めることができるが、奥の駐車スペースは乗用車で入るのはやめておいたほうが無難だ。GPSのスイッチを入れ、スタートラインである鳥居まで戻ってから歩きはじめることにする。
 参道は枯草と落ち葉のふかふかした感じで、最初の古い鳥居をくぐり杉林に入る。最初の急坂が「鬼ころがしの坂」である。坂道は落ち葉で覆われている。
 支尾根に乗りトラバースするように登っていくと、左に「飯豊天狗の庭」の朽ち果てたプレートがあった。写真に収め、放射線量を測る。値は0.331μSv/h、福島市より原発に近いにもかかわらず数値は低い。うらやましい。
 道は緩やかに下りになると、周りに切り出された石が放置されている。採石場の作業所跡だ。今にも崩壊しそうな建屋もある。ここから緩やかに作業道跡を登っていく。作業道は何処に続いているかわからないが、途中で左に道を分けるので、そちらに入る。登山道はトラバースしながら高度を上げ縦走路に飛び出す。三角点のある東山飯豊神社のピークはすぐである。
 小さな石の祠が飯豊神社で、西側が開けていて見晴らしが良い。山を挟んで須賀川の町が見える。次に地形図に「東山」と記されている779mピークを目指す。尾根伝いに縦走路がついている。道はすぐに左に踏跡をわける。左の踏跡の道はピークを越え真っ直ぐに進むが、右の道は一旦下り、裾からの道を合わせてから登り返す。
 10分ほど進むと、場違いな大きな記念碑がでてきた。これは平成7年に佐藤栄佐久福島県知事が登頂したことを記念して須賀川市長が立てたものである。そう言えば新地町の鹿狼山にも佐藤栄佐久知事が登った登頂記念碑があった。「天の声」でも有名になった人だが、水谷建設の一連の不正事件からまりで辞任した。そう言えば、その30年前にも福島第二原発の誘致で名をはせた木村守江福島県知事も収賄罪で逮捕された。時代は変わってもやっていることはあまり代わりないようだ。記念碑は山の景観に不似合いだ。
 記念碑のあるピークが東山の山頂である。「展望台」の案内板があり、落葉した木々の間から東側を見ることが出来る。かつては阿武隈高原散策ルートとして整備された山だが、縦走路はヤブがかぶさり始まった。時々でも刈払いしてもらえれば、低山歩きのハイカーにとってはありがたいと思う。
 帰りは、尾根伝いに桐久保下山口へと戻り、車を置いてきた桐久保登山口へと下山する。30分とかからないで駐車スペースへと戻った。時折雪が飛んでくる生憎の天気で、暖房の効いた車内でひと休みして帰路についた。(I.I)


概念図

トラック 登り=赤  下り=青

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