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No.4560
和尚山 1601.7m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
おしょうやま 地形図

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山行期間 2011年10月18日(火)
コースタイム 奥岳(8:45)→五葉松平(9:38)→薬師岳展望台(9:48)→仙女平分岐(10:11,10:13)→本山基部(10:38,10:40)→和尚山・沼尻分岐(11:53,11:58)→和尚山・三角点(12:10,12:12)→和尚山・石筵分岐(12:24,12:35)→本山(13:57,14:00)→ゴンドラ山頂駅(14:47,14:53)=ゴンドラ山麓駅(15:03)→奥岳駐車場(15:08)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
奥岳駐車場 あだたら高原スキー場のコスモス畑 奥岳登山口の案内板
スキー場から五葉松平へ向かう入口 五葉松平 薬師岳展望台は多くの観光客で賑わう
薬師岳展望台からの眺め 仙女平分岐 安達太良の本山基部
和尚山とのコル 和尚山を見上げる 対岸の母成峠へ延びる尾根
磐梯山も良く見える 和尚山・石筵分岐 三角点へは岩場を越えていく
和尚山の三等三角点 三角点のある場所 和尚山側から本山を望む
石筵川の源頭には捜索のためのフィックスロープがあった 安達太良山の本山ピーク 本山から矢筈森、鉄山を見る
本山の二等三角点 本山から見た和尚山 ゴンドラ山頂駅

行動記録
 時間が空いたので、放射線量の計測を兼ねて和尚山の三角点を探しに出かけた。ヤブがひどくて見つけることが出来なくていた「和尚山三等三角点」だが、何と、きれいに刈払いされていてあっけなく到達してしまった。いままで苦労していたのは何だったろうか。
 福島をゆっくり出発し奥岳の駐車場には8時30分に着いた。今日は朝から風が強くゴンドラは運転を見合わせていた。まずはゴンドラ山麓駅の前で放射線量を図ってみる。場所や風向きによって値が異なる。値は0.16〜0.39μSv/hある。コスモス畑を向いて計測したのが悪かったか。帰りに再度計測してみたら平均値0.21μSv/hだった。
 動かないゴンドラを見送って奥岳登山口から登り始め、途中からゲレンデの中を登って五葉松平へと歩を進める。中程まで登ってくるとゴンドラが動き出した。麓から1時間ほどかかって薬師岳の展望台へ着いた。ここから見る安達太良山東斜面の紅葉はすばらしく。毎年、多くの観光客が訪れるが、今年は連年に比べて60パーセントだそうだ。それでも多くの人たちがゴンドラで登ってきていた。山頂付近はガスで覆われ、紅葉も今年は葉が落ちてしまっていて、あまり美しくない。
 ここから木道を歩くようになる。遊歩道として整備され、観光客も仙女平分岐手前の見晴らしの良い場所までは登ってくる。薬師岳展望台から仙女平分岐までは25分ほどで着く。多くの観光客を横目に先を急ぐ。本山下部には10時38分に着く。ここから本山には登らないで和尚山を目指す。道がわかりづらい。和尚山への尾根は過ぎた川を挟んで右に入る。ここで冬の時期に方向を間違え和尚山の尾根へ踏み込め人が多い。遭難者のほとんどがそのパターンだ。今年も1人行方不明になり石筵川の源頭でスキーだけが見つかっている。
 道形を探しながら下降すると途中からは登山道らしくなってくる。笹は刈払ってあるものの木類が払われていないので体に木がぶつかったり刺さったりする。体があざだらけになる。アップダウンを繰り返しながら1時間以上かかって和尚山の石筵分岐に着く。ここが和尚山の最高点だが休むところもなく通過点に過ぎない。
 ここから以前の踏跡だった三角点への方向がしっかりと刈払われていた。「三角点」の表示があり、誰かが刈払いをしてくれたようだ。だとすれば今日は三角点まで行けそうだ。以前にヤブこぎで探し歩いたコース通りに刈払いがされている。岩場に行き当たり、それを越えると、その先も刈払われている。緩やかに下降していくと和尚山の南端に三角点があった。冬期も通して何度も訪れた和尚山だが三角点を見たのは初めてである。誰かが刈払いをしていてくれたおかげだが、感激である。
 薬師岳から本山までが50分、本山から和尚山三角点までが1時間30分、天気が崩れないうちに戻らなければならない。まずは道のハッキリしている石筵分岐まで戻って昼食を取る。それからゆっくりと安達太良本山を目指す。帰りも同じ時間がかかる。このコースは歩く人も少なく、足場も良くないので慎重に歩く。特に今日は平日でもあり何があっても一人で戻らなければならないからだ。コルの岩場まで来ると石筵川へ向かってフィックスロープが張ってある。これは、今年の冬に遭難した人を探すために石筵川への上がり下りのために設置したもののようだ。また雪の季節がもう少しでやってくる。
 アップダウンを繰り返し、最後の斜面を登り切ると本山基部に着く。来るときにピークを踏まなかったので時間もあるので本山に寄ってみることにした。山頂に立つと風は非常に強い。長く休む気にはなれず、すぐ下山にかかる。登りと同じ時間を費やしゴンドラ山頂駅に着いた。登るときにゴンドラを使おうと思っていたが強風で利用できなかったので、下りは楽をしてゴンドラで下ることにした。900円でゴンドラ券を購入し山麓駅まで10分の空中散歩を味わった。今日は家内が友達とゴンドラで紅葉を見た後、「あだたら渓谷遊歩道」を散策してから帰ると言っていたのでどこかで会うかなと思ったが、自宅へかえってから聞いてみると、奥岳で5分違いで私の方が遅かったようだ。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤  下り=青

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