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No.4559
東吾妻山 1974.7m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ひがしあづまやま 地形図

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山行期間 2011年10月14日(金)
コースタイム 浄土平(9:30)→吾妻小屋(9:50)→鳥子平(10:29,10:34)→景場平(11:00)→展望台(11:58,12:18)→東吾妻山(12:29,12:34)→姥ヶ原十字路(13:00)→酸ヶ平避難小屋(13:30,13:34)→一切経山(14:05,14:12)→酸ヶ平避難小屋(14:38,14:46)→浄土平(15:17)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
浄土平の木道を歩く 吾妻小屋への入口 吾妻小屋への登山道
吾妻小屋 鳥子平への遊歩道 鳥子平湿原から見た高山
スカイラインの鳥子平バス停 景場平 景場平の休憩所
東吾妻山の展望台 東吾妻山の山頂 東吾妻山の三等三角点
姥ヶ原の十字路 鎌沼 なぜか鎌沼にカモ
逆光が射す鎌沼 酸ヶ平(すがだいら)避難小屋 有毒ガス立入禁止の標識
一切経山の山頂 一切経山の一等三角点 五色沼
浄土平への下山道 紅葉真っ盛り 振り返って一切経山の噴煙を見る

行動記録
 せっかくの金土日と休みなのに中日の土曜日の天気が芳しくない。土曜日に紅葉の妙高山を訪ねてみようと計画を立てていたが大荒れの予報で早々と中止を決めた。そんなわけで吾妻山の放射線量を計測にでかけた。
 福島をゆっくり発ち浄土平へは9時過ぎに着いた。今年は3月の震災の関係でスカイラインは通行料金が無料になった。途中の天狗の庭あたりの紅葉が一番良かった。標高の高いところは先の台風の影響か落葉が早く紅葉の良い時期は短かったようだ。
 浄土平の未舗装の駐車場の線量は0.21μSv/hでほとんど変化がない。自宅は1.75μSv/hだから家にいるよりは山に登っている方が体のためには良さそうだ。浄土平湿原(本当に湿原だったのはスカイラインが出来る前の話)の木道を通りスカイラインを横切って吾妻小屋への道へ入る。桶沼の裾を回り込むようにして20分ほど歩くと小屋に着く。ここまで入ってくると車の音も無く静かな空間が広がる。色づいた木々の中にある吾妻小屋は写真になる。
 小屋の前を通り過ぎ兎平キャンプ場の所から鳥子平への道へ入る。登山道はほぼスカイラインと平行している。右から車の音も聞こえてくる。ゆっくり歩いてきて1時間ほどで鳥子平に着く。ここで高山への道を分ける。春にはたくさんの花をつける鳥子平だが今は一面の草紅葉だ。周りはオオシラビソの木が多いので緑の方が目立つ。鳥子平湿原の線量は0.26μSv/hだった。ここも初夏の時期とそう大差がなさそうだ。栃木や群馬の山でも0.15〜0.22μSv/hぐらいの数値は出るので、心配の比較を何処と比べるかにもよるが、あまり心配はいらないようだ。
 登山道はスカイラインのバス停に出る。東吾妻へはここから道路を横切り登りに入る。景場平への登りは20分ちょっと。所々階段も作られていて以前からすると歩きやすくなっている。それでも相変わらず滑りやすい道であることには違いはない。景場平は2002年の時から木道の交換作業が行われ現在は景場平のほとんどが木道になっている。
 いよいよ東吾妻への登りにかかる。景場平から東吾妻山までは1時間ちょっとだが途中の展望台で昼食にした。中吾妻山が目の前に見える絶好のビューポイントだ。山頂までは10分ほどの道程だ。
 東吾妻山の山頂には三等三角点があり、低木帯で360度の展望が得られる。ここからの眺めも格別だ。東吾妻山のデータは0.08μSv/hで、一切経山もそうだが山頂の放射線量はいずれも少ない。
 しばし景色を楽しんだら姥ヶ原へ向かって下りる。30分とかからないで姥ヶ原の十字路に着く。ここは谷地平への分岐点になっている。姥神石像は左に折れて少し行ったところにある。
 私たちは一切経山へ向かうので十字路を直進し鎌沼へと下る。沼の縁を歩いて行くと鎌沼にカモが泳いでいる。そう言えば以前にも見たことがあるような気がする。木道は1本で登山者とすれ違うときは複線になているところを選んで待機する。酸ヶ平(すがだいら)避難小屋の分岐付近は紅葉が終わりかけていた。左に折れて避難小屋へと進む。酸ヶ平避難小屋は福島県の避難小屋としては外に珍しくトイレがたてられている。それだけ鎌沼を訪れる人は多い。
 一切経山に登るには、酸ヶ平避難小屋のところから登り始める。浄土平から直接一切経山を目指すコースは噴火活動が活発になってから立入が禁止されている。小屋から一切経山までは30分ほどの道程だ。登りにギアを切り替えて山頂を目指す。この時間になると下ってくるひとばかりで登る人はほとんどいない。一切経山まで登ると五色沼を見下ろすことが出来る。初めて訪れる人に取ってはこの上ないロケーションだ。写真に収めて下山することにする。下山路は先ほどの酸ヶ平避難小屋まで下り、蓬莱山の東斜面を下りて行く。東吾妻の北斜面の裾の紅葉が見頃だった。小屋から30分ほどで車を置いてきた浄土平駐車場に戻った。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤  下り=青

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