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No.4557
白神岳 1231.9m一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
しらがみだけ 地形図

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山行期間 2011年10月8日(土)〜10日(月)
コースタイム 10月8日  福島(17:30)=八郎湖S.A(20:50)車中泊
10月9日  八郎湖S.A(6:00)=白神岳登山口駐車場(7:20,7:50)→登山口(8:00)→二股コースとの分岐(8:42,8:48)→最後の水場(9:23,9:34)→蟶山(10:23,10:33)→大峰分岐(12:21)→避難小屋(12:40)→白神岳山頂(12:43)
10月10日  避難小屋(6:38)→白神岳山頂(6:40,6:45)→渡渉点(8:34,8:37)→渡渉点(8:45)→蟶山コースとの分岐(9:51,9:58)→登山口(10:19)→登山口駐車場(10:27)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
登山口駐車場のトイレ 二股コースの案内板 水場のひしゃく
マテ山の山頂 稜線へでる山頂まで700m 小屋も近い
山頂から主稜線を振り返る 山頂の夜明け 避難小屋をあとにする
渡渉する 白神の主 白神登山口への入口
山頂から見る岩木山 山頂から南側の展望

行動記録
 夕方、国見から高速を使って北上、秋田道を更に進んで八郎湖S.Aに到着する。ここで軽く天気祭りをして、車中泊。
 朝の6時にS.A出発し、白神の登山口を目指す。天気は最高、雲一つない。登山口の駐車場でお湯を沸かし、簡単な朝食をすませて出発する。車の入れない車道を10分も歩くと登山口である。以前はここまで車で入れたようだ。ここからは山道になるが、階段、手すり、ロープなどよく整備されている。ゆっくり歩いて1ピッチで二股コースとの分岐に到着する。ここで小休止。少し登って、右にトラバースぎみに進むと何カ所かの小沢が現れ、水がチョロチョロ流れている。ガイドには最後の水場と書いてあったが、どれが最後かわからない。不安な気持ちで進むと水場の標識が現れる。ここには片手で持てないくらい重いひしゃくがあった。ここをすぎるとブナ林の急登が始まる。ジグザグを切りながら登って稜線に出ると蟶山山頂との分岐である。コースの名前が蟶山コースなのに蟶山山頂分岐の標識が全くない。山頂に向かう人も少ないのか灌木がかぶっていて、注意していないと通り過ぎそうな分岐だった。
 10時23分、見通しのきかない蟶山山頂に到着。ここで記念撮影をして小休止。分岐に戻って稜線を目指す。しばらくは平坦な尾根道を進む。紅葉は少し早いがブナがきれいだ。途中枯れた立木にブナハリタケを見つけゲットする。日帰りで往復する人たちが続々と降りてくる。傾斜がきつくなると木々の間から山頂が見えてくる。やがて森林限界となり、トイレ棟と避難小屋が重なった頃、主稜線に飛び出す。ここから右に折れて700mで山頂だ。登山道脇の枯れ木にナラタケモドキを見つけてこれもゲット。トイレ棟、小屋を過ぎ、12時43分山頂に到着する。
 山頂には数人が展望を楽しんだり、記念撮影をしていた。昼を過ぎているので、日帰りの人たちはほとんど帰途について、静かな山頂を楽しむ事ができた。山頂から2分ほど西に下ると眼下に大海原が広がる。普段海を見ることのない自分にとって、大感激の山頂だ。のんびりと1時間ほども山頂で過ごし、小屋に入る。小屋は小さいが3層に区切ってあるので、天井は低い(120〜130cm?)ものの、快適な小屋だった。トイレは歩いて1分ほどにトイレ棟がある。水場は山頂直下のコルを左に降りてゆく。最初は笹藪だが沢の地形がはっきりしてくると左岸から水が噴き出している。小屋では鳥取から来たという単独の男性がまどろんでいた。今日はこれだけかと思いきや、夕方2パーティが入ってきた。担ぎ上げた素材に現地調達のナラタケモドキを加えて、豪華なキノコ汁を堪能した。夜明け前、山頂に出てみると雲が赤く染まっているものの、雲が厚くて日の出は見られなかった。小屋に戻ってまたシュラフに戻る。
 朝食を済ませ、6時38分出発する。ガスの山頂に別れを告げ二股コースを下る。かなりの傾斜でロープにつかまりながらゆっくりと下る。この辺りはブナの黄色がきれいだが、赤が少ないのが残念。急傾斜の尾根を下り、水の音が大きくなると渡渉点。石を伝って渡渉するが、増水すれば無理なので、コース変更も必要。もう一度渡渉し沢の右岸をたどるが、枝沢に沿って回り込んだり、小さなアップダウンもあって思ったよりも時間がかかる。蟶山コースとの分岐で休んでいると、日帰りで周遊してきたという若者が追いつき、追い抜いていった。すごいペースである。我々はのんびりと歩いて登山口駐車場に戻る。下山後、不老不死温泉で汗を流し帰途についた。(K.K)

概念図

トラック 登り=赤  下り=青

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