良々堂山(ややどうさん)を登ったあとに、近くにある一本山毛欅(いっぽんぶな)を訪れてみた。緩やかな牧草地の中にある小さいピークだが、山頂には三等三角点がある。
差塩良々堂三十三観音の駐車場から磐越自動車道方面へほんの少し進み、左折して細い山道を10分ほど車を走らせると乾草供給センターに着く。一本山毛欅へは、ここから登り始めても良いが、特に車を駐めるところも無いので、先の大きな岩場の近くまで行き路肩に駐車した。岩登りのゲレンデとしても使えそうな岩場だが、乾草供給センターの牧草地内なので、それは叶いそうもない。
一本山毛欅も牧草地を通らなければ行けないが、目立たないように勝手に登らせてもらことにした。最初は緩やかな牧草地の中を行く。岩場の脇を通り、牧草地の端まで行くと法面になっている。
右から回り込むようにして尾根に乗り、背もそう高くない笹をかき分けて登っていくと、すぐに山頂へと到達する。
三角点はすぐに見つかった。南東側の牧草地は一段低くなっているので山頂からの見晴らしは大変良い。広々とした牧草地の中に乾草供給センターが見下ろせる。下りは牧草地の法面の際を降り、牧草地へ降り立った。後は駐めてきた車を目がけて降ってて行けば良い。
道路から山頂までは標高差50mほどで往復しても15分ほどである。遊歩道にでもなっていれば別だが、特に道も無く、断ってから登れば良いのだろうが、勝手に乾草供給センターの牧草地の中を歩くので、多少は後ろめたさを感じる。(I.I)
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