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No.4451
那須・茶臼岳 1897.6m四等三角点峰
山行種別 無雪期一般
なす・ちゃうすだけ 地形図 那須岳

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山行期間 2010年11月12日(金)
コースタイム 沼原調整池・駐車場(9:10)→白笹山(10:43)→南月山(11:20,11:42)→日の出平(12:00,12:05)→牛ヶ首(12:16)→ロープウェイ分岐(12:36)→茶臼岳(13:06,13:10)→峰ノ茶屋手前分岐(13:35)→三斗小屋分岐(13:55)→休憩(14:00,14:15)→姥ヶ平(14:25)→ひようたん池分岐(14:28,14:35)→沼原調整池・駐車場(15:56)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
沼原調整池駐車場 まずは白笹山へ向かう 登山口から見た白笹山
沢を横切る 中腹から見た沼原調整池 雪も出てきた
白笹山の山頂を示す案内標識 南月山の祠 南月山のお地蔵さま
南月山から気持ちの良い広い尾根を進む 日の出平から見た茶臼岳 牛ヶ首の分岐点、左は峰ノ茶屋、右はロープウェイ
ロープウェイからの道に出る 眼下にはロープウェイの駅 朝日岳もよく見える
山頂手前の鳥居 茶臼岳山頂のの祠 茶臼岳の四等三角点は少し戻ったところにある
峰ノ茶屋避難小屋 斜面からは噴煙があがる 牛ヶ首手前から姥ヶ平へ下りる
姥ヶ平 ひょうたん池の分岐 ひょうたん池

行動記録

 なかなか寒気が抜けなくて不安定な天気が続く。Nさんと休みが合ったので、那須の南月山へ出かけることにした。那須連峰は福島からさほど距離はなく、今回訪れる沼原登山口までの移動は2時間ほどである。那須連峰の南エリアは沢登りの遡行調査で30年ほど前には頻繁に通った場所だが、尾根歩きは初めてである。
 Nさんと待ち合わて車を乗り合わ、登山口である沼原調整池を目指す。那須インターから板室温泉を目指し、途中から沼原調整池への道路に入る。道路の入口には11月14日から工事のため全面通行止めの案内表示があった。今日は12日でまだ車は入れる。ぎりぎりセーフ、予定通り登れそうである。途中、道路下部の法面工事のため交互通行になっていた。
 沼原調整池の大駐車場へ車を駐め身支度する。初めてのコースなので地図をよく見てから歩き始める。まずは白笹山へと向かう。白笹山は全体が笹で覆われている。途中からジグザグに一気に高度を上げるが、さほど急な感じはしない。山頂も近くなると雪も出てきた。振り返ると沼原調整池が見下ろせる。
 歩き始めて1時間30分で白笹山の山頂に着いた。山頂はまだ登山道の途中と言った感じで、白笹山のプレートが山頂であることを知らせてくれる。白笹山を過ぎると周りの木々は背が低くなり、これから向かう茶臼岳も見えるようになる。いったん標高差80mほど下り、140mほど登り返すと南月山に着いた。白笹山から20分ほどの道程である。
 南月山で早めの昼食を取って日の出平へと向かう。日の出平までの稜線は広い砂礫まじりの尾根で、周りを遮るものもなく気持ちの良い尾根歩きが楽しめる。12時00分、日の出平へ到着した。ここからの茶臼岳の眺めもなかなかのものだ。
 計画より遅れるようであればここ南月山から下山するつもりだったが、予定通りに着いたので茶臼岳へ向かうことにする。まずは牛ヶ首への下降に入る。少し登り返して12時16分に牛ヶ首へ着いた。
 茶臼岳へはどちらを回ってもいけるが、牛ヶ首から右回りに茶臼岳の南斜面をトラバースし、ロープウェイからの登山道へ出ることにした。ロープウェイからの道を合わせ、軽装な観光客の人たちと一緒に茶臼岳の山頂を目指して登る。
 ガレ場混じりの急斜面を30分ほど登ると茶臼岳の山頂である。山頂には鳥居と祠があり、展望も良い。今日は珍しく風も無く穏やかだ。道は山頂の噴火口を一周できるようになっているが、三角点を写真に収めたかったので、三角点を探しに登ってきた道を少し戻ることにした。茶臼岳の三角点はすぐに見つかった。
 下山は峰ノ茶屋まで降りてから茶臼岳の北斜面をトラバースして姥ヶ平を経由し沼原調整池へ戻るルートをとることにした。峰ノ茶屋へ向かう道には観光客はいない。茶臼岳の北東斜面をトラバースするように降りていくと峰ノ茶屋分岐に着く。眼下に峰ノ茶屋避難小屋が見える。小屋には寄らないで戻ることにする。茶臼岳の北斜面をトラバースして姥ヶ平への分岐へと向かう。茶臼岳の斜面の至る所から噴煙が音をたてて吹き出している。
 牛ヶ首分岐の少し手前から姥ヶ平へ下る道が分岐する。三斗小屋へ向かうにもこちらの道を利用する。ここまでほぼ歩き詰めだったので、下り始めてすぐに風の止まるとこで休憩を取って2回目の食事にした。視線を下げると、姥ヶ平とひょうたん池をみることができる。
 15分ほどのんびりし、歩き始めると10分ほどで姥ヶ平に出た。さらに進むと「ひょうたん池」の分岐に出る。せっかく来たのだからと、ひょうたん池へ寄ってみることにした。木道も整備され、往復で10分とかからなかった。紅葉の季節はきれいだと思う。
 だいぶ寄り道したので先を急ぐことにする。14時47分に三斗小屋への道を分けると沼原調整池までは後1時間の道程である。登山道は斜面をトラバースするように緩やかに下降を続ける。15時30分に左から日の出平からの道を合わせ、少し進むと道はすぐに二俣になる。どちらを行っても調整池の駐車場に出るのだが、右は沼原湿原を経由して戻る道なので、まっすぐに駐車場へ戻る左の道を選んだ。姥ヶ平から1時間30分ほどかかって沼原調整池の駐車場へと戻った。(I.I)


概念図



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