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No.4141
竜子山 920.9m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
たつごやま 地形図 上移、常磐

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山行期間 2008年10月17日
コースタイム 境ノ岫バス停(13:46)→フカノ牧場跡→尾根の町村境の土塁(14:34)→竜子山(14:52,15:00)→境ノ岫バス停(15:41)
写真
登山口となる境ノ岫バス停 入口の「フカノ牧場」の朽ち果てた看板 フカノ牧場跡地を登っていく
ヒノキの林 町村境の土塁 山頂手前の大きな岩
山頂を示す古いプレート 竜子山の三等三角点 フカノ牧場跡地から見た竜子山の山頂

行動記録
 蟹山を登った後で、竜子山に向かった。予備調査をしていなかったので取り付き点が見つけられれば儲けものと思い上野川へと車を走らせた。あらかじめ調べておいた国土地理院の点の記に記された農道からのルートか、東側からのルートかなと考えていたが、地元に人に聞いてみるのも方法かと思い作業中の農家の方に伺ってみた。「登る道は無いが、子供の頃から歩き回っているので比較的楽に登れる尾根はある。」とのことで「フカノ牧場」のルートを教えていただいた。後は自分の目で確かめるしかないと思い県道浪江三春線の境ノ岫バス停近くの空き地に車を駐めて登ることにした。
 最初はフカノ牧場への道を登っていく。入口は鎖で封鎖されているので車は乗り入れない。電線のある道を牧場の牛舎跡まで行くと、牧草地は延びた草で覆われていた。それでも歩くに支障は無く、牧場跡地の最上部まで登っていく。牧場跡地の右側は町村境になっていて、分け入ると樹林の中は大した下草もなく楽に歩けた。旧船引町との境は土塁が積まれ、土塁に沿って登っていく。笹が少し邪魔するようになるが特に問題になるような箇所もない。やがて右側にスギの造林地を確認すると、土塁は不明瞭にな。ここから尾根に向かって急坂を一気に登ると斜面は緩やかになり、下草も消えて歩きやすくなる。歩き始めて50分ほどで尾根の町村境の土塁にぶつかる。ここから左に折れて竜子山のピークを目指す。戻るときの目印に赤布をつけておく。
 上部の土塁は山頂まで延びているので、ここからは真っ直ぐ登っていけばよい。途中に大きな岩が出てくる。山頂近くなると笹の背が多少高くなるが、土塁からそう離れなければ歩きやすいところを見つけて登って行けば良い。14時52分、歩き始めて1時間ほどで三等三角点を持つ竜子山に到着する。山頂には古いプレートがつけられていた。なお、登りの途中からビニールテープがつけられていた。尾根の土塁に沿ってつけられていたので、旧船引町の下道方面から来たものと思われるが定かでは無い。国土地理院の2万5千分の1地形図には下道から尾根の町村境近くまで歩道の表示がある。下道の農家に伺って道の状態を聞こうとしたが、皆さんお仕事で不在のため残念なから確認できなかった。
 また、東に延びる尾根にも土塁が続き、ビニールテープもつけられていたので、東尾根も使えるものと推察する。国土地理院の点の記に記された農道からのルートは、上から確認した限りでは下降点と思われる箇所がわからなかった。下降は車を置いてきた境ノ岫バス停へと戻った。たいしたヤブ漕ぎもなく、40分ほどで降りることができた。
 その他、地元の方から伺ったことは、蟹山を金華山、境ノ岫バス停北側の771.9m三角点峰を羽山とも読んでいるようです。竜子山も別名「葛尾小富士」や「野川富士」とも呼ばれているようですが、地元人は「たつごやま」と言っていました。山の名前も人によって様々な呼び方がされているようです。(I.I)


概念図



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